「このお嬢さんは、ほんとにギターが弾けるんだよ!」――カルロス・サンタナがオリアンティ・パナガリスについて言ったとされる言葉。
上はBAND-MAIDの「alone」という曲の比較的最近公開されたギターカバーで、えらい達者なカバーで、びっくりしてしまいますが、こうしてギターのパートだけ切り取られると、このギターの持つ抒情的な側面が、あらためて浮き彫りになる気がします。
とにかくこの「alone」という曲は、ギターリフもギターソロも、ただもう涙、涙という曲ですね。この曲の歌詞については、こちらの記事にも書いたので、何度も書きませんが、もちろん歌詞にも、
ただただ泣いた ああ…
とありますけれども、ヴォーカルよりももっともっと泣いて、泣いて、泣きじゃくっているのはギターですね。
要するに遠乃歌波とは、いわゆる「超絶技巧」のギタリストではなく、「抒情」のギタリスト――「想像力」と「感情表現」のギタリストですね。
下はアメリカのBAND-MAIDファンが作った「alone」の英訳詞によるリリック・ビデオ。日本人が観ても楽しめるものですが、このストレートなラブソングが、英訳すると何とも複雑微妙な感じになるのが不思議です。