
僕は君の夢からさめる
甘美な夜の寝入りばなに
それは夜風が呼びかけるころ
それは夜空に星が降るころ
僕は君の夢からさめる
するとわが足に宿った霊が
知らない道を通って
僕を君の窓辺へとみちびいた
音もなく流れる川の
黒い水面で 風は気を失う
見果てぬ夢で見た幸せのごとく
金香木の薫りは 力尽きる
夜鳴き鶯の悲しみは
その胸に抱かれて死ぬ
君に抱かれて 僕もまた死ぬ
なぜなら 君を愛しているから
助けておくれ 草のかげから
僕は死ぬ 気を失う 力尽きる
接吻の雨の雫を
蒼ざめたくちびるに まぶたにも 浴びせてくれ
わが頬は冷たくて白いのに ああ
わが胸は猛烈に高鳴る
この胸をその胸に いま一度重ね合わせて
わが心臓を破裂せしめよ
*原文はこちら。