
この詩を君に捧げる――願わくは もしもわが名が
北風の 強い助けに恵まれた帆船のよう
はるかなる後の時代へ 天運によって漂着
人々の思考をある夜 夢想へと誘うとすれば
不確かな寓話のような 在りし日の君の姿が
古楽器のごとき響きで 読む者を倦ませながらも
わが詩の貴族的なる脚韻に繋ぎ止められ
友愛の不思議な縁で結ばれて 残るようにと
底知れぬ地下の闇より 天空の高みにかけて
僕以外 誰も応える存在のない 呪われし存在
君は今 跡形もなく消えてゆく影さながらに
辛辣に君を裁いた凡庸な俗人どもを
澄んだ目と 軽い素足で踏みつけて 見下している
黒玉の目と 青銅の顔を持つ 天使の像よ
*『悪の華』第二版39。原文はこちら。