魔性の血

リズミカルで楽しい詩を投稿してまいります。

「売春宿に潜入だ」他一篇(一部押韻)

売春宿に潜入だ

日本の性風俗関連の求人広告。ウィキメディア・コモンズのカテゴリー「日本における売買春(Prostitution in Japan)」の下位カテゴリー「ファッション・ヘルス(Fashion Health)」より。

A子は顔が割れている
 B子は顔をつぶされた
 だからC子は社運を賭けて
売春宿に潜入だ
君は官能小説家
 社会の闇をあばけるか
  闇に病んだら
 葬るまでだ
奴隷市場いちばに売るまでだ

朝っぱらから店びらき
 堕落男子に大人気
 プレイするのは人形だ
恋をするのは営業だ
すべて芝居だ 商売だ
 売れるからこそ濡れるのだ
 売れないものに価値はない
金で買えない愛はない

嘘とまことは紙一重
 気が狂うのはあたりまえ
 素肌が白い百合に見え
恥部が真赤な薔薇に見え
嘘とまことは瓜二つ
 るべき道はただ一つ
  破廉恥漢を
 溺愛できる
出来た女優と豪遊だ

A子は足がついたのだ
 B子は首が飛んだのだ
 だからC子は社運を賭けて
性の潜入ルポを書け
赤裸々に書け 煽情だ
 暴露はやめろ 炎上だ
 こんな才女は画像を削除
優良客に売却だ

変死体

gahag.netより。

海よりもなお深い謎
 それはあなたのうらの顔
 あとを絶たない変死体
一糸まとわぬ全裸体
カメラ片手にもてあそぶ
 まだあたたかいこの遺体
 きれいに撮れたこの頭部
そっとKISSしたその陰部

ねえお姉さま 季節柄

 濡れ場だらけの校舎うら
 この草むらを嗅ぎまわり
撮ったいけない女子ひとり
ごらんあそばせ この写真
 肌もあらわにご乱心
 撮ってうれしい美女の恥部
売ればうるおう新聞部
ああ麗しのお姉さま
 こんな場所柄 季節柄
 はやくわたしをうるおして
甘い生き血をすすらせて

「わなにかかった部長さん
  あなたは今日の昼ごはん
  あとを絶たない不審な死
 真犯人はこのわたし
 みんなわたしと恋に落ち
  地獄に堕ちた天使たち
  いっそ死にたいこのわたし
 何を隠そう不老不死
 だから場所柄 季節柄
  いっそ死んではどうかしら
  死ねばうるおうこの大地
 死ねば死ぬほどいい気持ち
 口をパクパク
  そろそろ危篤
 自業自得ね お気の毒」