魔性の血

リズミカルで楽しい詩を投稿してまいります。

レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)『聖なる館(Houses of the Holy)』の歌詞和訳

永遠の詩(The Song Remains the Same)

夢を見た
おかしな夢だった
何でも知りたかった
どこへでも飛んで行きたかった

私の歌を聴いて一緒に歌いなさい
君たちは今自分に何が欠けているのか知らないのだ
君たちが知っているどんな微々たる歌も
およそささやかなものはすべて成長しなければならない

カリフォルニアの太陽よ
カルカッタの雨よ
ホノルルの星空よ
いつも同じ歌が流れる

ハレハレを歌え
フーチクーを踊れ
街の明かりがとてもまぶしくて
俺たちはスライドする…

レイン・ソング(The Rain Song)

傘をさした若い女性の写真
この画像は「フリー素材ぱくたそ」さんからのもらいものです。

これは私の春
私の第二の季節です
あなたは太陽のように私を育んでくれて
私はこれまでぬくもりというものを知らなかった
私が輝いているところをごらんなさい
これまで消えてゆく火を見つめていたのでした

これは私の夏
ふさぎの虫よ 私を去れ
ただそのまなざしで語りかけて
私がこの歌を捧げるのはあなたです
それはそれほど不思議なことではない
折に触れ あらゆる人々の目に瞭然となる

私は冬の寒さを感じていた
冬がとこしえに打ち続くものだと思い込んでいた
私はこの世の陰鬱を呪った
でも今は あなたを愛している

これが感情の諸季節で
風のように立ち 風のように静まる
これが信仰の不可思議で
万人が捧げ持たなければならない松明が目に映る
これが割り算の答えの神秘
私たちみんなの頭の上には
ほんの少しの雨が降らなければならないのです

丘の向こうに(Over the Hills and Far Away)

姫よ
あなたは愛を得られました
おそらくは もてあますほど
だから しばらく私と一緒に歩いてください
あなたは実にたくさん たくさん得られたのです…

私は何度も恋をして
何度も恋に敗れて
何度もこの広い道を見つめていたのでした

何度も嘘をついて
何度も耳を傾けて
まだ知らなければならないことが幾つあるのかと思った

たくさんの夢がかなった
銀の裏がついた夢も
私は夢と ポケット一杯の金貨のために生きている

自分に欠けていたものを知った
そんな男の心はなごやかだ
実に多くの男たちが
この広い道を見るすべを知らない

考えるほどわからなくなる
そんな言葉の数は多い
考えずにはいられない
とても大切なことなのだから

ダンシング・デイズ(Dancing Days)

夏の夜の輝きとともに
ダンスの日々が帰ってきた
俺は花をもらった パワーをもらった
モノのわかった女を手に入れた

(コーラス)
それでいいのさ
これでいいのさ
すべては俺の胸中にある
君はただひとりの人になるだろう
かけがえのない人になるだろう
これが二人のスタートなのか?

君の衣服の着用の仕方には
狂気の兆候が明白ですね
アルコール飲料をちびりちびりとることは
夏の夜遊びの先駆けですね

(コーラス くりかえし)

君はママに言った「帰りは彼に送ってもらうわ」
だがあいにく俺は車を持っていない
俺は一頭のライオンさんを見た
彼はおたまじゃくしが入ったジャーを持って ぽつんと突っ立っていた

(コーラス くりかえし)

夏の夜の輝きとともに
ダンスの日々が帰ってきた
君は俺の花だ 俺のパワーだ
モノのわかった俺の女だ

(コーラス くりかえし)

デジャ・メイク・ハー(D'yer Mak'er)

行かないで下さい
行かないで下さい
お願いだから 行かないで

涙が止まらない
涙が止まらない
ベイビー 行かないで

あなたの手紙を読んだ時 俺は気が狂いそうになりました
あなたの知らせを知った時 俺はすっかりしょげました
だけど今でも愛してる
行かせるわけにはいかないんだ
好きだから
今でもあなたが好きだから

ああ 息をするたびに
ああ 体を動かすたびに 
ベイビー 行かないで…

ノー・クォーター(No Quarter)

扉を閉めて 灯りを消しなさい
彼らを待っていると遅くなるから
外はひどい吹雪で
雷神トールの息吹きが冷たい
鋼鉄の甲冑を身にまとい
彼らは大切な知らせを運ぶ
いつも人の通らない道を選んで
彼らは温情を知らない

いつも死と背中合わせで
ひと足進むたびに鬼が笑う
遅々たる足取りは雪に押され
「悲運の犬」はうなる うなる
彼らは大切な知らせを運ぶ
私たちの夢を築くために
いつも人の通らない道を選んで
彼らは温情を知らない

オーシャン(Ocean)

三歳の女の子の写真
この画像は「写真AC」さんからのもらいものです。

日ざしを浴びて歌い 雨に打たれて笑う
月明かりの下で舞い 穀粒にまぎれて踊る
荷物をまとめている暇なんかない 俺の足はもう外に出ている
デートなんだ 遅刻できないんだ 天高き希望にかけて

海に向かって歌えば 俺は海の歌声を聴く
俺はタダで演る 自分自身のために演る もっともっと演ってあげるよ
楽しいことや この世に光をもたらす太陽のことを歌いながら
昔は山の歌を歌ったもんだが 海は迷子になったのかしら

いろんな歌を いろんな場所で 夜が明けるまで歌いまわる
昔は山の歌を歌ったもんだが 山は洗い流されてしまった
俺は今すべての歌を わがハートをとらえた一人の女性に捧げる
彼女はたった三つの女の子 これが俺の出発点だ