魔性の血

リズミカルで楽しい詩を投稿してまいります。

BAND-MAIDの「from now on」

2017年の国内ツアーで、大阪のライブハウスで歌うリーダーの小鳩ミク。ウィキメディア・コモンズより。

強力な新インスト曲

BAND-MAIDのUSツアーが始まって、アメリカの「ご主人様・お嬢様」たちから、Youtubeに続々と動画が投稿されており、有り難く楽しませていただいている今日この頃。
下は10月9日、AFTERSHOCK FESTIVAL(サクラメント)でのライブ映像で、オープニングのインストゥルメンタル曲「from now on」。


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気合い入ってますねー。特にドラムの女の子、まるで火の玉みたいだ。これは新しいEP盤の冒頭に入っている曲ですが、わたくし思うに、この曲はライブ音源で聞いた方が良いようです。
下は10月14日、August Hall(サンフランシスコ)でのライブ映像。同じ曲ですが、こちらはリードギターの女の子によりフォーカスしてゐる。


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このヒステリックに泣き叫ぶギター、たまりませんね。メイド服を着たロックの鬼といったところでしょうか。ここでのパフォーマンスはクールであるのみならず、セクシーですらあります。ちなみにこの曲のライブ映像は実にたくさん投稿されていますが、どれもみな好評のようで、この曲はBAND-MAIDにとって新しい代表曲の一つとなりそうです。

「隔世の感」

下は10月22日、House of Blues(ヒューストン)でのライブ映像。


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この「DOMINATION」という曲もBAND-MAIDの代表的なナンバーの一つですが、何よりもかによりも、こちらの記事にも書きましたが、この客席から湧き起こる「セーンコークセヨ!!」という日本語の大合唱を聞いて、私は一日本人として愕然とせざるを得ない。こんなことはこれまで考えられもしなかったことです。
年配の方は覚えていらっしゃるかと思うが、その昔、日本の若者たちの間では「日本語でロックは可能か?」という大問題が存在しました。今の若者たちが聞いたら吹き出すかも知れませんが、当時はこれは越えがたい壁と思われ、日本人でも日本語をあきらめて英語で歌詞を書く人が多かったように記憶します。それ以降、少数の天才と無数の凡才との協力のもと、日本語の可能性の開拓が長年にわたって進められてきたわけですが、遂にここまで来たかと思うと、「隔世の感」と申しますか、「時代は変わったんだナー」という感慨に近いものを覚えます。
BAND-MAIDのUSツアーは11月1日まで続くとのこと。