
不覚にも、泣いてしまいました。下の動画です。
これを見て、ひとしきり泣いてからネットカフェを出て、バスに乗ったのですが、バスの中でもまた泣けてきて、とても恥ずかしかったです。
この「死顔」という歌、今から半世紀近く前に、初めて聴いた時には、背筋がゾクッとしたものですが――今は、ここに力強く表現された、いかにも人間らしい感情の、優しさ、あたたかさに、涙せずにはいられません。
灰になれ
灰になれ
あんたとあたし
あたしの瞳に映る
あんたの死顔…
この大友裕子という人は、それこそ彗星みたいに現れて、彗星みたいに消えていって、その「路線」の跡を継ぐようなアーティストも現れず、また日本のポップミュージックシーン全体が、まったく違った方向へと移り変わっていったので――彼女が残した絶唱の数々は、あたかも誰かの忘れ物のごとく、歴史の中でポツンと置き去りにされている感がありますが――しかしだからこそ、空前絶後、唯一無比の存在として、今なお輝きを失わない、そんな気がいたします。
今の若い人たちにも、できればもっと知られてほしいですね。
