
魅せるお店の店先で
魅せるお店の店先で
熟れたからだが売れている
そしてわたしの白い手は
真っ赤な花に飢えている
群れたむすめは要らないわ
濡れたむすめをちょうだいな
そしてわたしの白い手は
渇きを癒やす 指濡らす
売り出し中のお嬢さん
売れてしまえばお嫁さん
はらめば 晴れてお母さん
産めば産むほど子だくさん
魅せるお店の店先で
叩き売られているむすめ
打ちのめされて音を上げる
打てば打つほど値が上がる
売れてうれしいこのむすめ
だからうるおうこのお店
飢えたわたしを舐めている
真っ赤な舌は肥えている
三度の飯のうた
朝はあっぱれ朝ごはん
朝ごはんです お嬢さま
どの子を召し上がりますか
朝は出勤 このむすめ
朝は解禁 このむすめ
朝は真っ赤に頬を染め
失禁しちゃうこのむすめ
どの子を召し上がりますか
「私は何も欲しくない
お前がいればそれでいい」
それにつけても昼ごはん
昼ごはんです お嬢さま
どの子を召し上がりますか
昼は本番 このむすめ
昼は評判 このむすめ
昼は真っ赤な服を着て
看板となるこのむすめ
どの子を召し上がりますか
「私は何も欲しくない
お前がいればそれでいい」
さあていよいよ晩ごはん
晩ごはんです お嬢さま
どの子を召し上がりますか
夜も営業 このむすめ
夜が本業 このむすめ
夜は真っ赤な血の海で
人形となるこのむすめ
どの子を召し上がりますか
「私は何も欲しくない
お前がいればそれでいい」