魔性の血

リズミカルで楽しい詩を投稿してまいります。

葉室麟

50歳から作家活動を開始し、66歳で亡くなった葉室麟(はむろ りん)氏の作品のご紹介です。

葉室麟『墨龍賦』其之八(最終回)

宮本武蔵筆「枯木鳴鵙図」。和泉市久保惣記念美術館にて、例年五月の連休頃に公開されているとのこと。 一天一笑さんによる葉室麟(はむろ りん)の歴史小説『墨龍賦(ぼくりゅうふ)』の紹介記事、第八回目となります。一天一笑さん、どうかよろしくお願い…

葉室麟『墨龍賦』其之七

建仁寺禅居庵。ウィキメディア・コモンズより。 一天一笑さんによる葉室麟(はむろ りん)の歴史小説『墨龍賦(ぼくりゅうふ)』の紹介記事、第七回目となります。一天一笑さん、どうかよろしくお願いいたします。 春日局は語る⑯安国寺恵瓊に引導を渡す 春日…

葉室麟『墨龍賦』其之六

建仁寺の方丈と、本坊へと通じる大玄関。この方丈(重要文化財)はもともと建仁寺のものではなく、恵瓊が再建に当たった際、広島の安国寺から移築されたもの。当時は海北友松筆の水墨障壁画があったが、現在は襖から掛軸に改装され、京都国立博物館に寄託さ…

葉室麟『墨龍賦』其之五

狩野永徳筆「唐獅子図屏風」。ウィキメディア・コモンズより。 一天一笑さんによる葉室麟(はむろ りん)の歴史小説『墨龍賦(ぼくりゅうふ)』の紹介記事、第五回目となります。一天一笑さん、どうかよろしくお願いいたします。 春日局は語る⑪狩野永徳と袂…

葉室麟『墨龍賦』其之四

明治時代の錦絵で、信長(右端)をまさに討たんとする安田作兵衛国継(中央)と、これを止めようとする森蘭丸(左)。ウィキメディア・コモンズより。 一天一笑さんによる葉室麟(はむろ りん)の歴史小説『墨龍賦(ぼくりゅうふ)』の紹介記事、第四回目と…

葉室麟『墨龍賦』其之参

滋賀県近江八幡市安土町の観光施設「安土城天主信長の館」において復元された安土城天主第五層の障壁画。travel.co.jpより。 一天一笑さんによる葉室麟(はむろ りん)の歴史小説『墨龍賦(ぼくりゅうふ)』の紹介記事、第三回目となります。一天一笑さん、…

葉室麟『墨龍賦』其之弐

海北友雪筆『海北友松夫妻図』。ウィキメディア・コモンズより。 一天一笑さんによる葉室麟(はむろ りん)の歴史小説『墨龍賦(ぼくりゅうふ)』の紹介記事、第二回目となります。一天一笑さん、どうかよろしくお願いいたします。 春日局は語る③友松、斎藤…

葉室麟『墨龍賦』其之壱

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 葉室麟『墨龍賦』(PHP文芸文庫)を読了して。2017年12月23日に急逝した葉室麟が、この世は不条理に満ちて苦しい…

『決戦!大坂城 』

表題の作品集につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 『決戦!大坂城』(講談社)を読了して。葉室麟、木下昌輝、富樫倫太郎、乾緑郎、天野純希、冲方丁、伊東潤の7人が、ひた…

葉室麟『冬姫』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 はじめに 葉室麟『冬姫』(集英社)を読了して。戦国時代、覇王織田信長の2女として生まれ、長じてはキリシタン大名蒲生氏…

葉室麟『津軽双花』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 葉室麟氏の紹介 葉室麟『津軽双花』(講談社)を読了して。2005年に『乾山晩愁』でデビュー(当時50歳)、『実朝の首…

葉室麟『孤篷のひと』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 葉室麟『孤篷のひと』(KADOKAWA)を読了して。安土桃山時代に大名(従五位遠江守・伏見奉行)として、古田織部の一番弟子と…