魔性の血

リズミカルで楽しい詩を投稿してまいります。

マージナリア(本の感想)

 本やCD、DVDの感想です。

『D. G. ロセッティ作品集』(岩波文庫)

D. G. ロセッティ「自画像(1847年)」。wikiart.orgより。 訳詩家としてのD. G. ロセッティ 「ヘレン姉さま」と「ジェニー」 訳詩家としてのD. G. ロセッティ この本、図書館で借りて、通勤電車の中で読み飛ばし、得るところ多かったので少しまとめておこう…

頭痛持ちの歌――日夏耿之介の「青面美童」

その夜の空は 星をちりばめ 濛々と香霧を降らし 草木うれしみ夜気を吐くのに…

(抄訳)テニスン(Alfred, Lord Tennyson)「ランスロットとエレイン(Lancelot and Elaine)」

「私は気が狂ってしまいました。あなたが好きです。殺して下さい」

霧島兵庫『静かなる太陽』(2)

オーストラリア出身のジャーナリスト、ジョージ・モリソン(George Morrison, 1862 - 1920)。イギリスの画家フレデリック・ホワイティング(Frederic Whiting, 1874 – 1962)の手になる肖像画。ウィキメディア・コモンズより。 一天一笑さんによる霧島兵庫…

霧島兵庫『静かなる太陽』(1)

「陸軍砲兵中佐柴五郎氏」。ウィキメディア・コモンズより。 表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 はじめに 柴中佐、北京に着任する。 はじめに 霧島兵庫『静かな…

「ゴシック・ローマン詩体」入門(日夏耿之介『黒衣聖母』より)

薔薇 笑きぬ その罪 紅し矣

赤江瀑『オイディプスの刃』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 赤江瀑『オイディプスの刃』(河出文庫)を読了して。この作品は、2006年6月に出版されたハルキ文庫板を底本として、2…

下村敦史『絶声』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 はじめに 父は法律的に死ぬのか 父は生きている 故人ブログは何を語るのか 父の遺書を探せ 家庭裁判所調査官、真壁勇作の見…

D. G. ロセッティ(Dante Gabriel Rossetti)「音のない真昼時(Silent Noon)」

「ラファエル前派の軌跡」展なるものが全国各地を巡業しておりますね。今は大阪のあべのハルカスに来ているそうな。こちらの記事でご紹介したD. G. ロセッティの絵画作品「天に召されし乙女(The Blessed Damozel)」も実物が観られるようで、私もお金とヒマ…

門井慶喜『家康、江戸を建てる 』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 はじめに 門井慶喜『家康、江戸を建てる 』(祥伝社文庫)を読了して。1590年、北条氏滅亡(小田原征伐、北条氏照・氏政…

伊東潤『家康謀殺』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 伊東潤『家康謀殺』(角川書店)を読了して。本書は、1560年(永禄3年)~1615年(慶長20年)の日本を舞台にした珠…

岡田秀文『大坂の陣』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 岡田秀文『大坂の陣』(双葉社)を読了して。この小説は豊臣家滅亡へのロード・マップ、そして豊臣恩顧の大名たちの“抗えぬ…

『決戦!大坂城 』

表題の作品集につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 『決戦!大坂城』(講談社)を読了して。葉室麟、木下昌輝、富樫倫太郎、乾緑郎、天野純希、冲方丁、伊東潤の7人が、ひた…

葉室麟『冬姫』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 はじめに 葉室麟『冬姫』(集英社)を読了して。戦国時代、覇王織田信長の2女として生まれ、長じてはキリシタン大名蒲生氏…

多島斗志之『黒百合』

文庫版のカバー。六甲山上のヒョウタン池をイメージしたもの。amazon.co.jpより。 表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 多島斗志之について 多島斗志之『黒百合』…

伊東潤『天下人の茶』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 伊東潤『天下人の茶』(文藝春秋)を読了して。この歴史小説は、豊臣秀吉が1596年5月後陽成帝に能を奉納する場面から始…

KC & ザ・サンシャインバンド(KC & the Sunshine Band)の「ザッツ・ザ・ウェイ(That's The Way )」(1975年)の歌詞和訳

その調子だぜ ハアハア 気持ちいいぜ ハアハア その調子だぜ ハアハア 気持ちいいぜ ハアハア

仁志耕一郎『家康の遺言』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 仁志耕一郎『家康の遺言』(講談社)を読了して。『松姫はゆく』などで骨太な筆致と細やかな人情の描写に定評のある仁志耕一…

葉室麟『津軽双花』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 葉室麟氏の紹介 葉室麟『津軽双花』(講談社)を読了して。2005年に『乾山晩愁』でデビュー(当時50歳)、『実朝の首…

葉室麟『孤篷のひと』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 葉室麟『孤篷のひと』(KADOKAWA)を読了して。安土桃山時代に大名(従五位遠江守・伏見奉行)として、古田織部の一番弟子と…

伊東潤『峠越え』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 伊東潤『峠越え』(講談社)を読了して。徳川家康の有名な遺訓“人生は重き荷を負いて、遠き道を行くが如し。急ぐべからず、…

加藤廣『空白の桶狭間』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 加藤廣『空白の桶狭間』(新潮社)を読了して。『信長の棺』『秀吉の枷』で設定された秀吉の出自<山の民>に焦点を当て、『…

加藤廣『家康に訊け』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 加藤廣について 加藤廣『家康に訊け』(新潮社)を読了して。75歳で作家デビューを果たし、『信長の棺』『秀吉の枷』『明…

永岡慶之助『数寄の織部』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 はじめに 永岡慶之助『数寄の織部』(PHP文庫)を読了して。この小説は、戦国時代後期に豊臣秀吉・千利休の知遇を得て、武将…

続・服部まゆみ『罪深き緑の夏』

表題の作品について、一天一笑さんよりあらためて紹介文をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 はじめに この本(河出文庫版)は1991年刊の角川文庫版を底本とする『罪深き緑の夏』の復刻版です。1987年『時…

武内涼『駒姫: 三条河原異聞』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 武内涼『駒姫: 三条河原異聞』(新潮社)を読了して。この小説は、山形十九万石の太守最上義光(もがみ・よしあき)と正室大…

小杉健治『最期』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 小杉健治『最期』(集英社文庫)を読了して。小杉健治が裁判員裁判を題材にして、鶴見弁護士の活躍を描く意欲作です(金銭的…

松岡圭祐『瑕疵借り』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 松岡圭祐『瑕疵借り』講談社を読了して。作家デビュー20年を越えた松岡圭祐が、不動産業界の微妙な問題を浮き彫りにしなが…

黒川博之『後妻業』

表題の作品につきまして、一天一笑さんから紹介記事をいただきましたので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 黒川博之『後妻業』(文藝春秋社)を読了してこの作品は、皆様ご存知でしょうが、関西テレビ系で放送中のテレビドラマの原作…

佃一可『エル・グレコの首飾り』

表題の作品について、一天一笑さんから紹介記事をいただいておりますので掲載します。一天一笑さん、いつもありがとうございます。 はじめに 佃一可(つくだ・いっか)作『エル・グレコの首飾り―青柳図書館の秘宝』(樹村房)を読了して。作者佃一可の横浜市…