魔性の血

リズミカルで楽しい詩を投稿してまいります。

2010-01-12から1日間の記事一覧

ルネ・ヴィヴィアン作『一人の女が私の前に現れた』第15章

翌日、私はトレドへ向けて旅立った。記憶の中でいつまでも色あせない姿をとどめているあの街の秋の日のたたずまいが、私は好きだ。あの街の不治の病に冒された家並みや、病める舗道や、傷だらけの壁や、断末魔の苦しみにあえいでいるフレスコ画の数々が、私…