魔性の血

リズミカルで楽しい詩を投稿してまいります。

2009-08-28から1日間の記事一覧

ルネ・ヴィヴィアン作『一人の女が私の前に現れた』第9章

引き続き訪れた時間の脈絡の無さに、私は驚き、ぞっとした。にわかに黒内障を発症した者のごとく、私は闇夜の中を長いあいだ手探りで歩いた。寝室には猛毒のように甘美な香りが立ち込めていて、鼻と咽喉とが焼けつくように痛かった…私にはイオーネの途方も無…