魔性の血

拙訳『吸血鬼カーミラ』は公開を終了しました。

2009-07-04から1日間の記事一覧

ルネ・ヴィヴィアン作『一人の女が私の前に現れた』第5章

それは手に入れたばかりの自由に酔い痴れていた二十一歳のころ、イオーネに伴われて訪れたヴァリーの家で、私は初恋の甘美きわまる胸の痛みを知った。青空と夕闇とのその日以来、友情は恋愛のかげに隠れ、私の白い妹イオーネの姿は遠景へとしりぞいた。私は…